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6.7 ISO/TC 8/SC 7 Inland navigation vessels(8 N 879 annex 7・8 N 890)
SC7の議長、secretariat共欠席で、ロシア代表の会議へ出席してもらうための方案、SC7の存続問題等について、かなり突込んだ議論が行われた。(AG 会議 recommendation 93関連)
Inland navigation vesselの規格制定問題については、4〜5万隻あるといわれる船舶が対象であるが、世界の各地域で要望が異なり、SC7の規格は欧州向けに片寄っている反面、dredgingについては内陸のみの問題ではなく、又、ドイツ、オランダではCENをぺースにした規格が進んでいる等、複雑な事情が介在することがわかった。
TC8としては、議長、secretariatの問題を含め、SC7の将来問題について、CEN/TC 15の作業を考慮しながら、検討して行くことととした。
結局、ロシアの面子も考慮して、次回AGをレニングラードで開催することの可能性について、Professor Hengstのチャンネルで打診することとなった。(ロシアの反応が思わしくない場合には、SC7のリストラクチャーも考慮する。)

 

6.7.1 ISO 8384 (Dredger−Vocabulary ISO 8385 Dredgers−Classificationウィーン協定に基づく改正(8 N 890)
SC 7 の議長及びsecretariatからの書面による同意(ISO/TC 8/SC 7 N 14 1996−10−1)の線に沿って、CEN/TC 15の提案どおり改正版を並行投票にかけることが決定された。議題9で示されるresolution 144に記載されている。

 

6.8 ISO/TC 8/SC 8 Structures(8 N 879 annex 8,annex 8 add.)
WG1は、第1回会合を1996−8−16/17上海で開催した。IMOの要請に答えて、比較的短期間の間にバルクキャリアーに関するISO/WD 15401及びISO/WD 15402が準備された。いくつかの代表は、これらのproduction standardsがISOとして必要かどうか疑問を持っているが、open mindでstandardsを判定し、投票の結果と提出されるコメントを待つこととなった。

 

6.9 SC 9 General requirements (8 N 879 annex 9)
3つのWGがあるが、規格及びTRの作成段階でより一層多くの参加国のco−operationが必要であると思われる。特に用語に関しては、goodvocabularyが基本であるので。
ISO/CS(中央事務局)は“The review of maritime standards”及び“The ISO Book of standards”をこれに遅らせることなくISO/TRとして出版することを督促した。
Mr.Scahdeは、Sea trialsに関するドイツのコメントは、別の項目とする事を意味しているのではなくISO/WD15016の作成段階で考慮されるべきだと説明した。この件については、今後ドイツと十分連絡をとりながら固めて行くことになった。
SC9のsecretariatは、ASTM F 1166−59 “Standard practices for human engineering design of marine systems”はU.S.の軍人のanthoropometric data(身体計測学データ)に基づいて作られており、ISO規格とするには修正なしには難しいと指摘した。
本件は、ISO/TC159 “Ergonomics”と相談するが、このWIに対する資任は、移管してはならないこととされた。(marineに関することの責任を持ち得るのはTC8のみであるという立場から)

 

 

 

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